公開日 2016年03月04日(Fri)
2年生の化学基礎では,酸と塩基のpH実験が行われました。
pH試験紙で確認した水溶液は,薄めたNaOH,レモン水,スポーツドリンク,台所用洗剤,木灰汁,薄めたHCl,石鹸水,炭酸水,アンモニア水,食酢,こんにゃく液,水道水でした。日本の酸性土壌に木灰をまいて作物が育ちやすい中性土壌に近づけることが理解できました。
こんにゃく液,石鹸水,台所用洗剤などは塩基性でした。葉キャベツを細かく切り,蒸留水に入れ煮沸した指示薬(アントシアニン)を作成し,酸・塩基での色の変化も確認しました。カラフルな色になりました。右端が芽キャベツを煮沸により抽出した液です。酸性ほど赤になり,塩基性になるにつれ青,緑,黄色になりました。
1年生の実験は,「光合成色素の抽出」でした。
茶葉1gとシリカゲル少々をすり鉢ですりつぶし,ジエチルエーテル1mlを加えよく撹拌してから5分間静置し,その上澄み液を薄層クロマトグラフィ(TLC)で色素の分離を行った。展開液は,石油エーテル7にアセトン3を混合した液体を使用。黄色のキサントフィル,青緑色のクロロフィルA,黄緑色のクロロフィルBがはっきり区別できました。今回,カロチンはあまり含まれておらず,オレンジ色は確認できませんでした。